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自転車のフリーペーパー季刊誌「cycle」入荷しました。

自転車のフリーペーパー季刊誌「cycle」入荷しました。

僕の家からコンビニまでは徒歩5分ぐらいなので、歩いて行くことが多いのですが、昨日は疲れていたのもあって自転車で行きました。その時、ふと、なぜか「徒歩よりも体力を使わずに時間も節約できる自転車ってすごく便利だな!」という事をいまさらながら思いました。

そんなことを学術的に記事にしたのがS.S.ウイルソン氏の「自転車の発達とテクノロジー」。僕は全文を読んだ事はないのですが、「銀輪の巨人」という本の中で知りました。そこにはこう書かれています。

1キログラムの重さを1キロメートル動かすために必要とされるエネルギー量を計算した値を「輸送エネルギー」として、もっとも効率が良いのは人が自転車に乗った状態だという事です。例えば、動物の馬は自分を1キロ動かすのに0.58キロカロリー、自動車(ガソリン使用)は0.82キロカロリーに対し、自転車はたったの0.15キロカロリーです。

自動車が人の何倍もの重さである事に対し、10キロ程度の重さの自転車がその何倍もの重さの人を軽々運ぶ事を考えれば容易に理解できます。この記事を読んで、将来(未来)、自転車以上に効率の良い移動手段が考えられるとしたら、それは「どこでもドア」ぐらいかな…と思います。

現代の「どこでもドア」それはiPhoneなのかも知れませんが…それはさておき、この事から、apple社の創業者スティーブ・ジョブズはコンピュータを「自転車のように、人間自身が持つ知性の行動範囲を広げるんだ」と例えました。

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というわけで、前置きが長く長くなりましたが、そんな自転車の事がたくさん書かれているフリーペーパー季刊誌「cycle」入荷しました。

【スティーブ・ジョブズ語録】我々人類が他の霊長類と違うのは、道具を作るということだ。ある人が様々な動物を比較して、移動に要するエネルギー効率を比較した。一位はコンドルで、ヒトはリストの上から1/3くらい。万物の霊長として恥ずかしい限りだ。
だがサイエンティフィック・アメリカンに面白い論文が載っていて、ヒトが自転車に乗ると、その移動のエネルギー効率はコンドルをぶっちぎりで抜いて地上の高等生物の一位だと言うんだ。
そこで思ったのは、私にとってコンピュータというのは、人の知性にとっての自転車みたいなもんだと言う事だ。自転車のように、人間自身が持つ知性の行動範囲を広げるんだ